北風が吹き始め、紅葉が青空に映える季節になりました。
 我家から眺めることができる野毛山公園も紅葉のピークを迎えました。
 生きもの達を手軽に観察する機会がめっきり少なくなり寂しい思いをしていたのですが、先日(11月23日)妻の実家にある大きなイチョウの木で毎年恒例の銀杏拾いをしているとヒナカマキリを見つけました。
 横浜では比較的珍しいカマキリなのですが、妻の実家では毎年観察することのできるカマキリです。
 持ち帰り、飼育を行っていますが、現時点で2個の卵鞘を産んでいます。今までの飼育経験では少なくとも3個の卵鞘を産むので、今後どれだけ産んでくれるのかが楽しみです。
 さて、11月10日に爬虫類と両生類の臨床と病理の研究会主催(通称SCAPARA)のワークショップ「両生類−無尾類とカエルツボカビ−」が、11月27日には環境省主催の「カエルツボカビ実態把握検討会」が開催されました。
 日本の野生個体でカエルツボカビ症で死亡した個体は確認されていなかったため、少し安心できる結果が得られることを予想して2つの会に参加・傍聴したのですか、結果は楽観視できない状況であることがわかりました。

 概要は以下のとおりです。
野生下におけるツボカビ症の発生は、現時点で病理検査・PCR検査で陽性になったものはいないし、病理検査においても観察されたものはいない。
しかし、PCR検査では陽性のものがいる(523個体中DNA検出は7%)。
在来種における暴露実験(ツボカビ感染水による飼育)の結果、現時点でヌマガエルは全ての個体(5/5)、コガタハナサキガエルで1個体(1/6)が死亡した。
このことから、在来種もツボカビ症に感染し死亡する可能性がある。
環境省のカエルツボカビ全国調査(スワブサンプル調査)の結果、現時点で沖縄島北部(ヤンバル)のシリケンイモリ2個体から、海外で大きな影響を出しているAタイプが検出された。
 
   
 沖縄島北部(ヤンバル)の森は、年に何回か通っているフィールドです。
 今後もフィールドに出る時は、両生類の生息状況について注意して観察する必要があると思われますし、引き続き、念入りに長靴や調査用具の消毒を行いたいと考えています。
 
   
年始に紹介した「カエルツボカビ病について」の記事はこちらから
 
2007年11月29日 佐久間聡
 
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