その51 トウキョウサンショウウオ観察日記観察日記−5
Ikimono Dayori sono51
トウキョウサンショウウオ観察日記 Page5

 こちらの渓流には、ニリンソウは1株も確認できません。近接しているのに不思議です。
 調査ポイントでは、熊手を使って落ち葉の下や水中に落ちた枯れ枝に産み付けられている卵嚢を探します。
 時々落ち葉の下から成体が姿を現します。
 やはり今年は、暖冬だったため産卵は早くから始まったようですが、降雨が少なかったため、だらだらと産卵が続き今も続いているようです。


卵嚢を観察する原島さんとお蝶婦人 トウキョウサンショウウオの卵嚢
卵嚢を観察する原島さんとお蝶婦人
トウキョウサンショウウオの卵嚢
トウキョウサンショウウオ成体 トウキョウサンショウウオ成体
トウキョウサンショウウオ成体

 雑木林内を歩いて次のポイントに移動します。
 林床には、転々とシュンランカントウカンアオイが生育しています。
 これらを見付けては写真撮影するのですから、ついつい遅れがちになってしまいます。
 シュンランやカンアオイの花は、東洋を感じさせてくれるお気に入りの花です。
カントウカンアオイ
カントウカンアオイ
シュンラン シュンラン
シュンラン

 写真撮影ばかりしていて、ほとんど役に立っていないのですが、最後のポイントまで来ました。
 最後のポイントは、園路内に出来た水路です。
 こんな所によく産んでいるなーと言う思いなのですが・・・どっこい、これが沢山産んでいます。
 熊手で落葉を掻き分けながら、卵嚢をカウントしていきます。
 湿潤な路傍に、小さな青い花が咲いています。お蝶婦人がヤマルリソウだと教えてくれました。

調査風景 ヤマルリソウ
調査風景
ヤマルリソウ

 これで全てのポイントの調査は終了。
 公園入口の駐車場で記念撮影し解散しました。
 皆さんお疲れ様でした。
 またよろしくお願いします。

4月22日
 さくちゃんこと佐久間聡
記念写真
 
 

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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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